本屋で偶然見つけて、衝動的に欲しくなってしまったので購入した。ヘネパタ(パタヘネ?)本みたいな感じ(読んだことないけど)だと思う。
コンピュータサイエンスとまったく縁のなかった(興味もなかった)僕にとって、下層レイヤについてのしっかりとした基礎知識がないのは、実はずっと隠れたコンプレックスであった。
今年はそのあたりと向き合って徹底的に勉強したいと決意し、年始めから少しずつ手を出している。
似たような本には『Write Great Code』だとか『コンピュータの構成と設計』など、有名な本がたくさんあるような気がするが、筆者が日本人であることと、平易な言葉を使って書かれていて読みやすいことなどを理由に本書から読むことにした。
目次は以下のような感じ。
【上巻】
第1章 機械による計算 - 歯車で計算する
第2章 電子回路と2進数 - 電子回路のための数値表現
第3章 論理演算と論理回路 - 電子回路による計算の仕組み
第4章 さまざまなデータの表現方法 - コンピュータで扱う“情報”の形
第5章 計算の自動化 - 人間が介入することなく処理を実行
第6章 コンピュータの構成 - コンピュータに含まれるモジュール
第7章 プロセッサの仕組み - 計算を行うための要素
第8章 メインメモリの仕組み - データとプログラムの記憶
第9章 計算手順の指定 - マシンコードプログラム
【下巻】
第10章 いろいろな入出力装置 - 人間とのやり取り
第11章 2次記憶装置 - データとプログラムの保存
第12章 入出力ポート - 入出力機器とコンピュータの接続
第13章 割り込み - 外部要因による分岐
第14章 機械の制御 - 機械とのやり取り
第15章 通信とネットワーク - 距離を隔てたやり取り
第16章 プロセッサの内部の動作 - 命令を実行する仕組み
第17章 コンピュータの高速化 - プロセッサとメモリの処理速度を高める
付録 各種のプロセッサの構成
本書は、取り扱っている分野や難易度などを考えると、僕のレベルにピッタリあった本だと思う。時間があるときに、少しずつ読み進めていきたい。また、本書が終わったら、上に挙げたような魅力ある名著たちにも触れていきたい。
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